PeachBloomの帽子デザイナー入澤恭子です。
帽子作ってますかー?
基本的にご自分で型紙が引けない方は市販の本に掲載されている帽子のパターンを使って帽子を制作されていると思うんですけど、サイズ大丈夫でしょうか?
本に載っているサイズで作ってみたらきついっ!!!小さいっ!
せっかく作ったのに残念な結果になってしまった!なんてなってませんか?
そんな方たちのために今回は市販の本に掲載されている帽子のパターンを使うときの注意などをご連絡させていただきますよ。
私も20年以上帽子を作り続けてまいりまして、しかも作った数は10000個は優に超えてますもんで百戦錬磨ていうか1万戦錬磨ですぜ。
ごまかすのもうまいんですが。それはまたの機会に。
(帽子教室に通われている生徒さんにはちらちらとごまかし方法を伝授してます。ふふふっ♪)
ぜひとも参考にされて自分の頭にピッタリのサイズの帽子を作ってくださいね♪
市販の帽子の本の型紙で作った帽子、小さくないですか?
市販の帽子の本の型紙ってその通りにつくると小さく仕上がることが多いと思うんですけどもどうでしょうか?(とはいえ、仕事にしてからは本のパターンなど使わないんで、25年以上前の経験ですけども(笑))
ふと気になって、アトリエにある帽子の本についているパターンのサイズを測ってみたところ、やはりこれじゃあ小さく仕上がっちゃうだろうなーと思うパターンが多かったんですよ。
ちなみにPeachBloomが協力させていただいた本のパターンも小さく仕上がるトラップが仕掛けられていました←いや、罠じゃないから(笑)
すいません。気づかなかった。お渡ししたパターンはちゃんと仕上がりサイズになるようになってるハズなんですけどね。先方で直されてしまったようですね。
本に書いてある通りに作っても仕上がりが小さくなってしまう理由
それはですね、58センチ仕上げ(だいたいMサイズは58仕上げっぽい)の帽子の型紙のサイズを測ると、58センチになってるからですよ。
帽子って構造的に表地に芯地を貼って内側に裏地(落とし裏ともいいます)をつけて、さらにブリム(つば・ひさし)を付けてそしてサイズリボンをつけて仕上げますよね。
58センチに仕上げたいのに、内側に向かって布が重なっていくので当然、内径が小さくなりますでしょ。
内側に生地が重なる分も考慮して、少し大きめのサイズのパターンを使わないと小さく仕上がるに決まっとろうがーー!!ということなんですよ。
工場さんは最終的に熱した金型にいれて、ぎゅっと伸ばしてしまったりするんで小さく仕上がっても大丈夫なんですが、家庭でハンドメイドで作る場合はそうはいかない。
ちなみにPeachBloomの帽子は昔から最後に金型にいれて仕上げするの拒否です。工場さんに頼むときもそれはやめてって言ってますから。
伸びしろがあるほうがかぶり心地もいいんですよ。
PeachBloomの帽子は、工場さんにお願いするときには金型に入れて仕上げをしてくれるなと申し上げております。小さいのをぎゅっと伸ばすと、サイズが均一になって商業製品的にはいいとは思うんですけども、かぶったときにゆとりが無いわけですよね。
もう伸びちゃってるから。
布って多かれ少なかれ多少伸びたりするものが多いので、伸ばしちゃう前だとまだもう少しこれから伸びれる!!というわけで頭にやさしく沿ってくれるのでかぶりごこちがよくなるわけなんですよ。
本に掲載してある帽子のパターンは自分でも測ってみてくださいね
そんなわけでして、ご自分で本に掲載してある帽子のパターンを使って帽子を作る場合はまず、パターンを測ってみてサイズを確認してから、1サイズくらい大き目のパターンを使うとけっこうジャストサイズになったりしますよ。(素材の厚みにもよりますけども)
ピーチブルーム帽子教室のパターンはあらかじめゆとり分入ってるのでそんなことはありませんのでご安心くださいね。
以前に別の教室に通われていた生徒さんが、「今までどうしても仕上がりが小さくなってしまってておかしいと思ってたんですよー」
なんておっしゃってましたが、理由を説明してたら激しく納得されておりました。
当たりめーだろっ!!(笑)
というわけで、ピーチブルーム帽子教室はこちらから~~

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